現代の韓国社会を舞台に、生まれ育った場所で
生きづらさを感じる女性が新たな人生を模索する
姿を描いたヒューマンドラマ。韓国の小説家
チャン・ガンミョンが2015年に発表した小説
「韓国が嫌いで」を原作に、「ひと夏のファンタジア」
のチャン・ゴンジェが監督・脚本を手がけ、
韓国の若者たちが直面している現実を映しだす。
ソウル郊外の小さな団地で両親や妹と暮らす28歳
のケナは、大学卒業後に就職した金融会社に片道
2時間かけて通勤している。学生時代からの恋人
ジミョンは自分が就職したらケナを養うと言うが、
ケナはそんな彼に苛立ちを募らせていく。しかし
ケナの母は、裕福な家庭で育ったジミョンが娘と
結婚することを望んでいた。一方、ケナたちが住む
団地は老朽化のため再開発が予定されており、
母は転居先の購入費用もケナに頼ろうとしていた。
このままでは幸せになれないと感じたケナは、
すべてを手放してニュージーランドへの移住を決意する。
「グエムル 漢江の怪物」のコ・アソンが主演を務め、
テレビドラマ「スロウトレイン」のチュ・ジョンヒョクが共演。

映画「ケナは韓国が嫌いで」3月7日公開です。