菅原文太さんがなくなって、追悼をの意味で「太陽を盗んだ男」
を観ました。

DVD2枚組スペシャル:ボックス仕様、本編と長谷川和彦監督が
語る撮影秘話、その中で菅原文太さんのことを語っています。
「動きののある芝居が得意なアクションスター、今回の刑事の役
で、立っているだけ座っているだけのシーンも多く、長くなると足を
揺らしたり、肩を動かしたりと落ち着きがなくヤクザになってしまう。
そのたんびに文太さん”刑事なので、不動明王のように立つていてください”
なんども、注意することになった。
”文太さん”がスタッフには”文太サーア”と聞こえたらしく、スタッフに
それはないよと、怒られた。犯人の沢田研二を追ってへリコプターにしが
みつくシーン撮りで、インテリジェンス高い文太さん、怖がりで
”2メートルしか上がらないよな” ”いやいや、2メートルじゃ高さが足り
ないので4メートルでお願いします””じゃあ5メートルで”とやり取りしなが
らも本番は7メートルぐらい上がったが、文句を言わなかった。
武道館を望み見る屋上のシーンでの沢田研二との対決シーン、文太さんの
いいところがよく出て、沢田研二を後ろからはがいじめにして”行くぞ”
と言う一連の演技は、最高の演技だった。」



「東映の撮影所はスターをたいへんだいじに扱う伝統があり、何十テイク
も撮る自分の現場に撮影終了後、”こうゆうのは、5年はいいかな”
と本音をもらしていたが、よく耐えてくれた。」
DVDは2001年に制作されています、長谷川監督は「20年経ったから
文太さんに出演をお願いしょうかな」とも語っていました。
菅原文太、2014年11月28日に亡くなっています。
特典映像には、山本又一郎(制作)、鈴木達夫(撮影監督)
横尾嘉良(美術)、三石千尋、大友千秋(カースタント)
井上尭之(音楽)、黒澤清(制作進行)のインタビューも
収録されています。