フィリピンにおけるアメリカンドリーム=バスケットボール
(NBA)での成功を黒魔術でかなえようとした母の強い
愛と、運命に翻弄された息子の物語を美しいモノクローム
映像で描いたフィリピン映画。
ピナツボ火山の大噴火がフィリピン全土を揺るがした
1991年、カルメンという女性とアメリカ人男性との間に
赤ん坊が生まれる。カルメンは自分たちが大噴火を起こ
したと信じるカルト集団の黒魔術に導かれ、息子に
「プロのバスケ選手としてNBAで活躍する」運命を授け、
自身の命を日本車ギャランに捧げる。NBAのスター選手
の名を借りて「マイケル・ジョーダン・ウリリ」と名づ
けられた子どもは、才能あるプレイヤーへと成長。
伝説の背番号「23」を背負い、恋人との肉欲とバスケ
賭博に明け暮れる青春を過ごしていた。そんな中、
ウリリにアメリカ行きのチャンスが舞い込むが、悪夢
のような出来事が次々と降りかかる。
監督は、フィリピンで新時代のアーティストとして
注目を集めるティミー・ハーン。

映画「ウリリは黒魔術の夢をみた」4月5日公開です。